縁起物のだるま。
丸くて赤くて凛々しいものから、可愛らしいものまでたくさんありますよね。
自分で買ったことがない方でも、選挙の当選確定のときに候補者がだるまに、
目を入れるシーンを見たことがある方は多いのではないでしょうか?
受験生の合格祈願としても贈り物としてもらったことがある方もいるのでは?
でも、目入れってやったことないとどうすれば良いのかわかりませんよね。
右目?左目?それとも両目?悩みます。
そこで今回は、だるまの目入れの意味や時期、
左右どちらに入れるか、マジックや筆ペンでもいいのか。
それから、処分について紹介しますよ!
だるまの目入れの意味は?右と左どっちから?
だるまの目入れは「開眼」の意味があります。
仏像や仏画が新たに作られたとき魂を入れることを開眼と言いうのですが、
だるまは、願いを込めて片方の目を書き入れて開眼させます。
願いが成就したら片方の目に目入れして両目を入れます。
一般的に、だるまの左目(向かって右)から目入れます。
そして、願い事が成就したら、右目(向かって左)を目入れます。
これは、阿吽の物事の始まりである「阿(あ)」をだるまの左目に、
終わりを意味を表す「吽(うん)」を右目はしているので、
左目(向かって右)から開眼するようになったそうです。
また、太陽が東から西に動くので、だるまを南に向けた時に、
東になる左目から目を入れるという説もあります。
ただ、だるあの目の入れ方は地域や宗派、目的などによって違ってくるんです!
例えば選挙の時は、最初に右目、願いが叶ったら左目に目入れをするそうです。
また、伊豆の土肥達磨寺(富士見山達磨寺)の五色だるまの場合はこんな感じ。
◆最初から両目
商売繁昌/家内安全
健康祈願/学業成就
良縁祈願/厄除祈願
金運向上/安産祈願
交通安全
◆最初に右目、願いが叶ったら左目
病気平癒/合格祈願
就職祈願/良縁祈願
選挙当選
いろいろなので、購入したところで一度確認してみたほうがいいかもしれません。
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目入れの時期や入れ方は?筆ペンやマジックでもいいの?
最初に目を書き入れるときは、
年始・大安・先勝などお日柄の良い日を選んで開眼させます!
もう片方は願い事が叶った時に感謝の気持ちを込めながら目入れましょう。
でも、だるまに一年の安全祈願等1年間のお願いをしていた場合は、
年末にもう片方のを入れてあげてください。
それから、目入れと言えばやはり墨に筆ですが、
ない家もありますよね。
わざわざしてもあまり使いませんし、
できれば、マジックや筆ペンを使いたいと思いますよね。
マジックや筆ペンで目入れをしても特に問題ありません。
むしろその方が安心です。
目入れの時に慣れない墨で目入れを行って、
垂れて涙のようになってしまうこともあるので、
失敗を避けるためにも不慣れな方はマジックや筆ペンの方が良いでしょう。
役目を終えただるまはどうする?
だるまは1年限りの縁起物、役目を終えただるまは処分・供養します。
供養の仕方ですが、近所ので「どんど焼き」などがある場合は、
感謝の心を込めてお焚き上げしてもらってください。
それか、近くの「お寺」「神社」に供養料を供え、
お願いして供養をしていもらうこともできます。
あなたの都合に合わせて、最後まで感謝の気持ちを込めて供養してあげてくださいね!