「もののけ姫」(もののけひめ)1997年(平成9年)7月12日公開の、
スタジオジブリの宮崎駿監督による長編アニメーション映画作品!
宮崎駿監督が構想16年、制作に3年をかけた大作でもあります。
興行収入はなんと193億円!
当時の日本映画の興行記録を塗り替え、
人間と自然との関わりや、人間の憎悪、増幅作用、闘争本能。
神秘主義と合理主義の対立など様々なテーマを盛り込んでいます。
ジブリの名作の1つですよね。
実はその「もののけ姫」の舞台のモデルとなった場所が日本にあるのを知ってましたか?
あの神秘的な森も、タタラ場もあるんです!!
行けたら絶対カメラで写真に残したいですよね。
そんなもののけ姫の舞台になった場所を紹介します!
もののけ姫の森の舞台!鹿児島県の屋久島の白谷雲水峡
まずは、あの神秘的な森の舞台、鹿児島県の屋久島。
そこの「白谷雲水峡谷(しらたにうんすいきょうこく)」です。
登山道を1時間半ほど歩くとそこには、
人気の苔むす森(旧もののけ姫の森)が!
白谷川の流れが生んだ峡谷を中心に、屋久杉、弥生杉、太鼓岩等。
人気スポットを1~6時間程で歩くコースも整備されているそうですよ!
森は苔に覆われ、もののけ姫の世界に入り込んでしまったようです。
苔むす森を一望できる太鼓岩は、
サンは人間の里で暮らすべきとアシタカが伝えた時に、
山犬のモロが「黙れ小僧!」と言ったシーンの場所のモデルとなった舞台。
ヤクシカに出会うことも多いらしく、
難易度か低くてハイキング気分で楽しめるそうです。
トレッキング初心者でも、もののけ姫の世界に入れるのはいいですね!!
でもさすがに、ハイヒールじゃ無理ですよ。
青森県と秋田県の県境、白神山地
画像:白神山地ビジターセンター
物語のメインの舞台となった森のモデルとして鹿児島県の屋久島の他に、
青森県と秋田県に広がる白神山地もあげられています。
白神山地は青森県南西部から秋田県北西部にまたがる約13万haに及ぶ山地帯!
人為の影響をほぼ受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布。
貴重な生態系が保たれて、日本初の世界遺産になっています。
そして、もののけ姫でも出てきたのはそこの青池です。
とても青くて幻想的ですね!
季節や時間帯によっても色が変わるそうです。
いかにも、シシ神が出てきそうな雰囲気です。
もちろん、散策コースで周れるれる十二湖散策コースがあります。
距離は一周1.5kmで、目安の時間は約1時間30分。
こちらも人気が高いコースだそうですよ!
「タタラ場」のモデル島根県の「菅谷たたら山内」
画像:鉄の歴史村「四季折々」
エボシ御前が治める「タタラ場」。
そのタタラ場のモデルとなった舞台は島根県にある「菅谷たたら山内」です。
たたらは砂鉄から和鋼を製造する方法で日本に古くからあります。
国の重要有形民俗文化財にもなっているそうです。
菅谷たたら山内がある吉田町では、
鎌倉時代から製鉄が始まったと言われています。
1751年から170年間に操業が続いた「菅谷高殿」は、
全国で唯一残っているたたら場なんだそうですよ。
ただ、平成24年10月30日から約5年間、
老朽化に伴う保存解体修理のため、
公開を一時中止している施設もあります。
行く際は公式サイトで確認しましょう。
「タタラ場」の家の内部、北海道小樽市の「にしん御殿」
タタラ場の内部の家の作りは北海道小樽市の「にしん御殿」がモデル。
国が登録有形文化財(平成22年11月1日)に指定しています。
第二次世界大戦前ごろ、
日本海の海のニシン漁で財を成した網元達が、
お金に糸目をつけず造った木造建築物です。
にしん御殿の建築費当時の31万円。
新宿の有名デパートの建築費が50万円ほど。
この別荘の豪邸ぶりがわかりますね。
いかがでしたか?
もののけ姫の舞台となった場所。
いつか行ってみたいですね。
興味のある方は、ぜひ連休などに行ってみてはいかがでしょうか?