くず餅といえば透明な餅を想像しますよね。
でも、透明じゃないくず餅もあるんですよ!
「久寿餅」という関東の小麦粉のでんぷんを発酵して作られるくず餅があります。
なので、くず餅といっても、葛は使用していませんよ。
色は濁った白みたいな感じです。
関西では、本葛の透明なくず餅が有名ですが。
こちらの「久寿餅」もクセになるおいしさなんですよ!
「久寿餅」で有名な場所といえば、亀戸の船橋屋や川崎大師の門前のくず餅。
ですが、今回食べるくず餅の元祖を名乗るお店の1つ。
浅野屋です!
この浅野屋くず餅の老舗で1752年(宝暦2年)創業です。
つまり江戸時代に創業したんですね。
東京都大田区池上に本店を構えています。
その浅野屋のくず餅を頂いたので、食べてみたいと思います!
一人前は食べやすいサイズ!
今まで、このタイプのくず餅をたくさんもらったことあがあるのですが、
大体大きな箱に4人前ぐらいの量が入っていて、
それを2日から3日で食べなきゃいけないものが多かったです。
ですが、浅野屋さんのくず餅は一人前でとても食べやすそうな量で8切れ入り。
中にはセットで、きなこと黒蜜とプラスチックのようじがついています。
くず餅は1つ1つの大きさが一口サイズに切ってあります。
たまに、くず餅独特の匂いと酸味がすることがありますが、
変質や腐敗ではないんです。
小麦粉のでんぷんを発酵して作られるので、発酵の匂いですので安心してください!
賞味期限は無添加の自然食品なので、短めの翌日までの2日間です。
冷蔵庫に入れると固くなるので、常温がおすすめですが、
筆者は固いくず餅も好きでよく冷蔵庫にいれます。
値段は1人前330円です。
プルプルもちもちの素朴なくず餅
くず餅そのものにはあまり味がついていませんので、黒蜜ときな粉は必須です!
先にきな粉をかけてしまったので黒蜜が全力ではじかれてしまいました。
ですが、素朴なくず餅のプルプルもちもちとした食感にきな粉と香ばしさと、
甘い黒蜜がよく合います。
小麦粉のでんぷんを発酵した独特の香りもいいです。
透明なくず餅にはないこの感じ。
この独特の香りが「久寿餅」の魅力ですね。
浅野屋さんの黒蜜は、ドロッよりはさらっとした黒蜜で結構好みです。
甘いのが好きな方は、きな粉とよく混ぜるとくず餅とのからみが良くなりますよ。
このくず餅は、お店にある喫茶店でも食べられるそうですよ!
喫茶店にはくず餅はもちろん、軽食の食事メニューも。
くず餅とクリームあんみつがセットになっているものがあるそうです。
くずもち・黒蜜・かんてん・あずきあんは自家製なのでそれも楽しみですね!
お店で食べたい方は是非浅野屋本舗に行ってみましょう。
営業時間は9:00~17:00までで、定休日が木曜日なのには注意してくださいね。
以上、浅野屋本店の「くず餅」の感想でした。
【お店情報】
浅野屋本舗
住所:東京都大田区池上6-2-15
電話番号: 03-3751-0238
営業時間: 9:00~17:00