桃の節気のひな人形。
綺麗で華やかなので楽しみながら飾ります。
ですが、これで正しいのだろうかと思ったことありませんか?
なんと、地域によっても飾り方がちがうみたいですよ!
北枕なんても言いますが、北向き飾っても大丈夫なのでしょうかね?
受け継ぐときはお祓いをすべきなのか。
そんな疑問を調べてみました。
どこに飾る?雛人形の飾り方!方角ってどこがいいの?
さて、桃の節句のひな祭り。
どこに雛人形を飾れば一番いいのか。
先ずは、七段飾りの一般的な飾り方を確認してから細かく確認していきましょう。
1段目
親王(男雛、女雛)屏風、雪洞、お神酒
2段目
三人官女、高杯
3段目
五人囃子、太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡
4段目
右大臣、御膳、菱台、左大臣
5段目
橘、仕丁(怒り、泣き、笑い)、桜
6段目
箪笥、挟箱、長持、鏡台、針箱
衣裳袋、火鉢、茶道具
7段目
籠、重箱、御所車
一般的な7段飾りはこのような感じです。
ただ、京都など関西地方では、向かって右に男雛。左に女雛が主流。
古来の飾り方はこちらなんだそうです。
それ以外の地域では、向かって左に男雛、右に女雛が主流の地域が多いです。
こちらは昭和の初期ごろに広まりました。
それにしても、やはり7段はすごい豪華ですね。
スペースがないと7段飾りはなかなか難しいです。
その飾る場所なんですが、
座敷、床の間などがあればそこに飾るのが一番見栄えとしては良いでしょう。
ですが、様々な住宅事情がありますよね。
広いスペースがないご家庭もあると思います。
でも実はひな人形に飾る場所の指定はないんです!
ただ、飾る場所について注意点が2つだけあります!
これさえ守れば、雛人形をどこに飾っても大丈夫。
- 高温多湿な場所を避ける
- 直射日光に長時間あたる場所は避ける
以上2つです。
この2つの注意点の最大の理由は「絹」。
絹は直射日光に弱く変色の原因に。
湿度はカビや虫食いの原因になるんです。
長く綺麗に使うためにこの2つの注意点は覚えてくださいね。
それでは次に飾る方角です。
飾る方角は、一般的に南向きか東向きが良いとされています。
その理由は、神棚と同じで縁起のいい方角だからだそうです。
でもどうしても、北向きにしかスペースがない家もありますよね。
そんな家でも大丈夫です。
先ほども言いましたが、ひな人形に飾る場所の指定はありません。
これは、方角にも当てはまります。
よく「北枕」と混同されて誤解する方がいらっしゃるようですが、ひな人形には関係ありません。
室内の飾りやすい場所に飾ってください。
スポンサーリンク
ひな人形を受け継ぐ!渡すときにお祓いってするの?
地域や家の考えで、ひな人形を受け継ぐ。
または、受け継がせたいという方いますよね。
ですが、ひな人形は1人1つという考えもあります。
これは、ひな人形のルーツ。
人形に体の穢れを移し水に流したことからきています。
身代わりとして使うので1人1つという考えになりました。
そんなルーツのひな人形。
受け継がせても、大丈夫か気になりますよね。
やはり、これも各地域や家の考え方大丈夫です。
家宝として引き継がれていく家もあったからこそ、
江戸時代頃に作られたひな人形が残っています。
また、付喪神という考えもありますから
長く大切に引き継いでいくことも良いと思いますよ。
ただ、ルーツがルーツなので穢れなどが気になる方は神社や
お寺でお祓いしてもらってください。
ひな祭り、楽しく飾って楽しんでくださいね!