風呂敷を様々な形にする基礎。
それが、「真結び」と「一つ結び」です。
真結びってなんか聞きなれないので難しそうと思いますよね。
でも、実はとても身近な物なんです。
あなたが生活の中で2回結ぶだけの「固結び」をすると思いますが、
実はその2回結ぶだけの固結びが「真結び(まむすび)」なんです!
固結びには他にも本結び、横結び、細結び、まる結び、しめ結び等の呼び名がある結び方なんですよ。
風呂敷の説明書なんかで見るのは「真結び」が多いですね。
ただ、風呂敷は真結びを正しく結ぶ必要があります。
なぜなら真結びは結び方を間違えると、ほどけやすい縦結びになるからです!
真結びは解けにくく、物を入れても解ける心配はありませんが、
うっかり縦結びになって物が落ちたら大変です。
しかも、真結びは解けにくいのに、ちゃんとしたやり方で解くと驚くほどスルッと解けちゃうんです!
風呂敷は結ぶんだり解いたりを繰り返す物なので、
基本の結び方の「真結び」と「一つ結び」の結び方と解き方をしっかり覚えましょう!
実践してみよう!一つ結び編
覚えるのに手っ取り早いのが実践することです!
まず、風呂敷を用意して実践してみましょう。
まだ、風呂敷の購入を検討していて持っていない方は
正方形のハンカチ、スカーフなどを使うと良いでしょう。
購入する風呂敷のサイズに近いハンカチ、スカーフを使うと結んだ時のイメージがしやすいと思います。
では、早速やってみましょう!
○一つ結び
- まず、風呂敷の端を持ちます。細くまとめると持ちやすいです。
- 次に輪をつくります。
- 手前から端を輪の中へくぐらせて引っ張ります。
- 完成
どうですか?簡単にできましたか?
1つ結びも綺麗に結ぶと見栄えが良くなります。
くしゃくしゃになっていると、そのまま持ち歩くことになるので、
綺麗に見せたい方は綺麗に結べるよう何回も練習してみましょう!
実践してみよう!真結び編
では、いよいよ真結びです。
とはいっても、普段からしている馴染みのある固結びです。
気を付けることは、やはり縦結びにならないようにすること。
普段からやっているあなたの固結びが、
「真結び」か「縦結び」か実際にやってみることでよくわかるでしょう。
普段から「真結び」の人はそのまま。
「縦結び」の人はちょっと直すだけなので、生活の中で固結びをする機会があれば、
「真結び」に変えてみて練習してみましょう。
正方形のハンカチ、スカーフなどの用意は良いですか?
今回はわかりやすいように色の違う2枚の風呂敷でやってみました。
それではやってみましょう!
○真結び
- 布を交差させます。
- 薄緑の布の方をの赤い布の方の下へくぐらせ後ろへ。
- 赤い布の方を左に倒してます。
- 薄緑の布の方を赤い布の方の上にかぶせます。そうすると輪ができます。
- できた輪に、薄緑の布の方をくぐらせて、両端を引っ張り完成!
どうですか?できましたか?
もし、結び目が十字になっていたらそれは「縦結び」になっていますよ。
もう1度チャレンジしてみましょう!
実践してみよう!真結びの解き方編
真結びをができたら、後は解くだけです。
解き方は本当に簡単!
スルッと抜けるのでちょっと癖になります。
ではこれも実践してみましょう。
○解き方
- 左手で赤い布の方の下を持ち、右手で赤い布の方の先端を持ちます。
- 赤い布の方の先端を、薄緑の布の方へ一直線になるよう引っ張ります。
- 結び目を軽くにぎり、結び目を右の方へ引きぬきます。
これが出来たら、もう風呂敷の基礎は完璧です。
あとは、用途に合わせた結び方や折り方をすれば、好きな物を風呂敷で包むことができます。
ぜひ実際に好きな物を風呂敷で包んでみてください!