夏になればお祭りがあります。
お祭りと言えば浴衣ですよね。
せっかくの楽しいお祭りですから、浴衣でオシャレして行きたいものです。
でも、浴衣は下駄が痛いんですよね。
特に浴衣とセットになって安く売っているものは鼻緒が固くてなかなか足が入らなかったり。
それに、初めて買った人はどうやってはいていいのかわかりませんよね。
新しく方だけ買った人も下駄は鼻緒をもみほぐさないと痛いままですよ!
まあ、少しぐらい擦れても・・・。
そう思うかもしれませんが、鼻緒擦れをなめてはいけません!
鼻緒と足の皮膚が擦れること皮膚の皮がめくれたり、水ぶくれが起こる可能性が!
最終的には病院に行かないといけないことになるかもしれません。
そんなせかっくオシャレをしたのに、嫌な思い出にはしたくありませんよね。
なので、下駄の痛くならない方法と歩き方のコツを紹介します!
下駄を履く前のひと手間!鼻緒のほぐし方!
新しい下駄を買ったら、まず、下駄の鼻緒をもみほぐしましょう。
そうしないと、鼻緒が固いまま。
鼻緒が硬いままだと、足に馴染まず様々な足トラブルを引き起こす原因に!
久々に履く下駄ももみほぐしておきましょうね。
ちゃんとほぐすひと手間で、足トラブルを軽減しましょう!
【鼻緒のほぐし方】
- 鼻緒の前坪の部分を持ち上に引っ張りましょう。
- 手を写真のように突っ込んで、そのまま鼻緒を開くようにしながら上に持ち上げましょう。
- 鼻緒を持ち左右に開くようにして引っ張ります。
- 鼻緒を指でよくもんで柔らかくしましょう。
できましたか?
これをやるだけで、下駄の履きやすさもだいぶ違ってくるんですよ。
鼻緒をほぐした後ものとほぐしていない下駄の比較写真がこちら!
上はもみほぐしてない方で、下はほぐした下駄です。
少しわかりずらいですが、下の方が鼻緒が外を向いています。
一方、ほぐしていない方は鼻緒が外を向いていません。
次は横から見てみましょう!
奥がほぐした下駄で、手前がほぐしていない下駄です。
奥のほぐした下駄は、全体的に盛り上がっていて、足が入るスペースができています。
ですが、手前のほぐしていない下駄は、ペタンとしていて平らです。
このまま足を入れてしまうと、足が擦れてしまいそうなのが良くわかりますよね。
なのでちゃんと下駄をほぐしてから、下駄を履くようにしましょう!
それが終わったら、下駄の履き方です。
下駄の痛くならない履き方
あなたは、こんな履き方していませんか?
こんなにきっちり下駄を履いてしまうと、
足を下駄の奥に詰めすぎて鼻緒の部分の肌が擦れてしまいます。
よく親指と人差し指の間が痛くなったり、
鼻緒のラインの部分が擦れていたくなる人はこの履き方が原因かも!
履き方を知って足を痛めないようにしましょう!
【下駄の履き方】
- 足を下駄に入れます。
このとき親指と人差し指の間に少し隙間をあけて余裕を持たせましょう。
隙間は親指と人差し指と鼻緒の間に小指が入るぐらいがちょうどいいです。
よく「つまむ」ようにと言いますがそんな感じで。
- かかとは2~3cm出しましょう。
奥に入れすぎると鼻緒の部分に肌が当たって擦れてしまします。
これが正しい下駄の履き方です。
ですが、この写真を見てこう思った方も多いのではないでしょうか?
ん?ちょっと待って?
この写真。下駄から小指はみ出てない?
明らかに下駄のサイズ間違ってるでしょ!!
いいえ。違います。
それは、下駄を履くときによくある勘違ですね。
普通の靴やサンダルは、靴に足が収まっているのが普通ですが、
下駄は台から足がはみ出ているのが普通なんです。
むしろ、下駄に収まっている方がみっともないとされているんです。
なので、はみ出てて良いんですよ。
そもそも、足がはみ出ることを前提で作られたものをきっちり奥まで足を入れて履こうとすれば、
足を痛めて足のトラブルが起きることはある意味当然の結果ですよね。
それではあとは、下駄での歩き方をマスターしましょう!
下駄での歩き方をマスターしよう!
女性の浴衣での下駄は、相右近と言う下駄が多いです。
サンダル感覚で履けるのが特徴ですが、サンダルを履いて歩くのと早く足がくたびれ、
鼻緒ずれが起きやすくなります。
なので、歩き方はとても重要なんですよ!
【歩き方のポイント】
○大股で早く歩かず、足幅は小さくして小股。
大股で歩くと足が前に来てすぐ鼻緒の部分を痛めてしまいます。
急いでいても、小幅で歩きましょう。
○下駄で歩く際は、前に重心を掛け、
下駄の先が地面につくようにして、爪先で蹴るように意識する。
重心が後ろにあると、かかとの部分に負荷がかかります。
下駄は2~3㎝程度かかとが出ていますから、
後ろに重心をかけるとかかとの部分が痛くなってしまいます。
それを避けるためにも、前に重心をかけましょう。
○かかとから着地せずに、着地は足の裏が平行になるようにする。
かかとから着地するとかかとにを痛める原因になります。
また、下駄がかかとの方から擦れてしまうとさらにかかとが痛くなる原因につながります。
着地の時は足が平行になるよう意識しましょう!
これをやっても、擦れる!
もともと肌が弱いから、すぐ痛くなった!
そんな方は、足袋を履いてください。
足袋を履くことで鼻緒の擦れを防ぐことができますよ。
それか、鼻緒が柔らかい素材のものを選んで購入すると痛くなりにくいです。
筆者の下駄も鼻緒が柔らかい素材でできています。
なので、痛くなりにくいです。
それらが用意できない場合はサンダルにするか、スニーカーも検討するのもいいでしょう。
浴衣を着る前に下駄を履きなれていない人は、先ず、下駄をはいて散歩して慣れておくと安心ですよ!
せっかくの浴衣ですから、足を痛くしないよう楽しんでください!!