京都のお寺で有名な寺と言えば、やっぱり清水寺。
京都に観光に行くなら欠かせない場所です。
「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂の舞台も有名です。
でも、「清水の舞台から飛び降りる」ってどんな意味なんでしょうか?
また、本当に飛び降りた人はいるんですかね。
飛び降りたとしたら、その生存率は?
飛び降りた舞台の高さはどのぐらいなのでしょうか?
そんな清水寺の「清水の舞台から飛び降りる」の言葉に関することを知っていきましょう!
「清水の舞台から飛び降りる」の意味!舞台ってどこ?
「清水の舞台から飛び降りつもりで、やってみます!」
そんな感じで使っていますよね。
その清水の舞台から飛び降りるとは、
清水の舞台から飛び降りるぐらい思い切って決断をすること。
この言葉に出てくる清水の舞台は、急な崖に張り出して作られた場所のことをさします。
観光客の人がよくそこに集まって写真を撮ったりしています。
そして、この舞台は決して飛び降りることを目的にあるわけではありません。
御本尊の観音さまに雅楽や能、狂言、歌舞伎、相撲など、
様々な芸能を奉納するためにあるんですよ。
平安時代から奉納されていたようで、
今でも重要な法会の際には、舞台奉納が行われるそうです。
なぜ飛び降りる!?その高さと生存率
清水寺の舞台の高さ。
行ったことがある人はその高さ実感した事があるかと思います。
その清水寺の本堂から張り出した「舞台」の高さは、地上約12メートル!
ビルの高さでちょうど4階建てのビルの高さがあります。
ビルの4階建てって高いですよね!
運が良ければ助かりますけど、運が悪ければ・・・・。
なぜわざわざそんな危険な真似をしてまで人々は飛び降りたのでしょうか?
その理由は「願掛け」なんだとか。
清水寺の観音さまに祈って飛ぶと、命も助かり願いも叶う!
そんな願掛けをするために、人々は飛び込んだんですね。
でも、この話は迷信なんだそうです。
しかし、なぜかこの迷信は市中に住む多くの人々に信じられ、江戸時代に大流行!
そして日本全国に広まっていきました。
迷信だったのにいつの間にか大流行してしまうとは。
不思議ですね。
大流行したなら結構な人数が飛び降りていると思いますが、
生存率はいかがなものなんでしょうか?
実はけっこう生存率は高いんです。
記録によれば、清水寺の舞台から飛び降りて生存した率は約85%!
皆さん高確率で生き残っています!
良かった!!
飛び降りた人を年代別でみると、10~20代が53%以上!
若さゆえのってやつですかね?
最年長で飛び降りた人は80歳!
最年少はで飛び降りた人は12歳だそうです!
一体その年で、清水の舞台から飛び降りてまで何を叶えたかったんでしょう!?
気になりますね。
しかも、男女比だと70%が女性!
2度飛んで2度とも助かった方もいるそうです。
昔の女性は今より決まりが厳しいでしょうから、色々とあったんでしょうね。
飛び降りれなくなったのは明治に入ってから。
京都府から禁止令が発令されて、飛び降りれなくなりました。
迷信で、まさかここまで飛び降りるのが大流行するとは。
清水寺の人たちは、禁止令が出るまで本当に大変だったでしょうね。
皆さんも、くれぐれも飛び降りたりしないでくださいね!