おからとは、豆腐を作る時に出る豆乳の搾りかす。
それがおからの正体です。
「雪花菜」や「きらず」などの別名もあり、
古くから日本人の食卓を飾ってきた食材です。
水分が搾り取られているので、パサパサとした見た目が特徴。
ですが、高い栄養素を持ち低カロリーなことから、
ヘルシーフーズとして注目を集めています!
最近はダイエットや便秘にも効果があると言われていますよね。
なので今回は、そんなおからのダイエット効果と便秘解消効果について紹介します!
どうしておからはダイエット効果があるの?
まずは、おからのカロリー。
水分を含んだ状態のものは100gあたり112kcal。
水分を飛ばした状態のものは、100gあたり約200kcal。
白米100gのカロリーが356kcalなので、低めですね。
また、おからに含まれている食物繊維は水を含むと膨張します。
乾燥したおからも調理したおからも、胃の中で水分を吸収!
少ない量でも満腹感を感じることができるので、
ダイエットに効果的なんです!!
もちろん豊富に含まれる食物繊維もダイエットに関係しています。
食物繊維は便秘解消に効果があります。
女性は便秘になりやすいですよね。
腸内の便が長く留まると、基礎代謝が低下します。
それは、運動の消費カロリーに差が出るほど!
ダイエットに運動は欠かせませんからね。
またおからを食べる際は、おからパウダーだと日持ちするので、
ダイエットや便秘解消目的の方はおからパウダーを1日大さじ3杯程度を目安にとりましょう。
お通じを良くして、基礎代謝をあげて老廃物をデトックス!
便秘改善のためにおからを食べて便秘になった!?どうして?
ダイエットや便秘解消のためにおからを食べて、
便秘になってしまったという方がたまにいます。
その方はもしかしたら、痙攣性(けいれん)便秘だったのかもしれません。
痙攣性(けいれん)便秘は、
- 便秘と下痢が交互に起こる
- 下腹部に痛みを伴う
- 硬くコロコロした便が多い
などの症状があります。
原因は、精神的ストレスや自律神経の乱れです。
心当たりは在りますか?
この方は、腸が痙攣して蠕動(ぜんどう)運動が活発になりすぎな状態。
そこに不溶性食物繊維を摂りすぎると便秘を悪化させる可能性があるんです!
おからは不溶性食物繊維なので、それが影響したのかもしれません。
食物繊維の摂取はバランスが大事です。
食物繊維のバランスは、不溶性:水溶性=2:1。
1日に摂取する必要がある食物繊維摂取量は、25gとされています。
なので、水溶性食物繊維のものおからと一緒にちゃんと摂取しましょう!
【水溶性食物繊維を含む食品】
納豆・抹茶・やまいも・春菊・アボカド
ひじき・もずく・わかめ・寒天・かき・もも・昆布等
【不溶性食物繊維を含む食品】
大豆・さつまいも・ごぼう・バナナ・玄米・こんにゃく
そば・ブロッコリー・とうもろこし・えのき茸等
おからは水分を含みやすいですが、その分油分も含みやすいです。
なので、油で炒めるとカロリーが高くなります。
おからを料理するときは、なるべく油を少なめのレシピを選んで調理しましょうね!