室町時代に栄えた「辻が花染め」。
始めは庶民の小袖から始まったと言われ、
後に上杉謙信、豊臣秀吉、徳川家康などの武将にも愛され一世を風靡しました。
しかし、いつのまにか表舞台から消えてしまった幻の染めです。
ですが、そんな幻の「辻が花染め」を現代によみがえらせた人がいます!
それが染色工芸家、久保田一竹さん。
20歳の時に初めて「辻が花」に出会い、その美しさに魅了された久保田一竹さん。
様々な苦難を乗り越えて、染色芸術「一竹辻が花」みごとにを完成させました。
「一竹辻が花」は日本国内だけではなく、海外からも高い評価を得て、
今も多くの人々を魅了しています。
そんな、久保田一竹さんの「一竹辻が花」の作品が展示してある美術館。
久保田一竹美術館に行ってきました!
その時の久保田一竹美術館情報を体験と感想と共にまとめました。
車で久保田一竹美術館へ!
今回、知人の車に乗せてもらい久保田一竹美術館へ。
久保田一竹美術館には川を挟んだところに普通乗用車120台、バス10台が入る専用駐車場があります。
標識に気付かないと、少しわかりずらいかもしれません。
平日に行ったんですが、それでも駐車場は沢山の車がありました。
車を降り川にかかった橋を渡ると比較的すぐに、美術館に到着します。
久保田一竹美術館の小さい目の看板を発見した後に出迎えてくれるのは、
インドにあった古城に使用されていた複数の扉を組み合わせて作られた正門。
異国情緒が漂い、この扉から先は違う世界だと思わせる門ですね。
その門を過ぎると、滝が現れ道が2つに。
どちらの道を歩いても受け付けにはたどり着けます。
ただ、見える風景は差があります。
敷地内に突如現れるアートは不思議と自然と調和していて、
まるで、古くからそこにあったよう。
受付に入ると、そこはミュージアムショップと特設ギャラリー!
ネクタイ、ストール、扇子などの和雑貨と、地元のお土産。
久保田一竹が愛した蜻蛉玉(とんぼだま)のアクセサリーを販売しています。
併設のカフェは2014年9月1日より休業中でした。
特設ギャラリーは、蜻蛉玉のアクセサリーがメイン。
ですが、訪問着なども数着ありました。
こちらの着物も美しかったです!
ですが、メインはやはり本館の作品展示です。
今回の作品展示は、「光響」の連作、富士をテーマにした作品、他代表作品の展示でした。
それはもう素晴らしいもの!
写真や画像では見ることのできない細かい絞り。
1つ1つの着物がキラキラと光り輝やいています!
まるで、着物が1つの絵画のよう!!
そして「光響」の連作を少し離れてみたときの圧倒的な迫力。
これは、実際に見て体感していただくしかないでしょう!
久保田一竹さんが生涯をかけた連作を行ったときに
あなたの目でご覧ください!
また、15分の久保田一竹辻が花染めDVDが上映しているので、
時間のある人は是非見てくださいね。
本館の奥には茶房「一竹庵」があり、そこは久保田一竹さんが実際に応接室として使っていたそうです。
インテリアは久保田一竹さんがインド、アフリカ、東南アジアから集めたを置いてあります。
そしてそこでは、龍門の滝を見ながら、お抹茶、手作りぜんざいを頂くことができます。
一息つくには良いですよ。
また、飲食しなくてもここの写真撮影はOKです。
本館を出て正面にある庭は天気が良いと久保田一竹さんが愛した富士山を見ることができます。
行った日は良い天気でしたが富士山全体に雲がかかっていました。
そして、ステージもあるのでそこでイベントもあるみたいです!
日程が合えば、イベントと合わせて楽しめますね。
本館を出て、すぐに右に曲がると散策道があります。
散策道は緑がとても多いので、秋になったら紅葉がとても美しいでしょう。
その散策路の最終地点は溶岩で作られた洞窟。
そこには久保田一竹さんの亡き母を偲び彫ってもらった普賢菩薩像と嬰児を抱いた女人像。
インドの仏師に頼んだそうです。
とてもやさしい表情の像でしたよ。
帰りはミュージアムショップで、
絞り染めのハンカチと楊枝入れをお買い上げ!
絞り染めのハンカチの値段は540円。
楊枝入れの値段は590円です。
そして、受付で次回来たときに100円引きになる特別割引券をもらいました。
こちらは、受付の人に話しかけないともらえません。
ネットなどでも美術館は100円引きになりますが、
こちらの割引券には久保田一竹さんの作品「燦(さん)」の全体の写真が載っています。
なので、記念にとっておいてもいいと思いますよ。
入場料など、久保田一竹美術館の基本情報とお得情報!
ここからは、久保田一竹美術館に関する基本情報を紹介します。
記事の最後にはお得な情報もありますよ!
【所在地】
住所:〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2255
電話:0555-76-8811
【開館時間】
12月~3月:10:00-16:30(入館16:00迄)
4月~11月:9:30-17:30(入館17:00迄)
【入館料】※( )は15名以上の団体同時ご入館の料金
一般:1,300円(1,100円)
大学・高校生:900円(700円)
中学・小学生:400円(200円)
※就学前の子どもは無料
※障害者手帳の提示で本人と付き添いの方1名は通常入館料の半額
【休館日】
毎週火曜日/12月の26・27・28日/その他特に定める日
(祭日の火曜日、及び1月の第1火曜日は開館)
※ 10月、11月は無休
久保田一竹美術館交通アクセス、駐車場情報
【電車】
新宿駅〈JR中央本線〉<特急利用60分> → 大月駅〈富士急行線〉<約60分> → 河口湖駅
【バス】
新宿駅南口 バスタ新宿〈中央高速バス富士五湖線〉<約100分> → 河口湖駅
※河口湖駅からタクシーで約10分、または周遊レトロバスで約25分(久保田一竹美術館前降車)
【車】
新宿〈首都高速4号線・中央自動車道・大月JCT経由〉 → <約90分> → 河口湖IC
→〈国道137号線〉 <約15分> →久保田一竹美術館
【専有駐車場】
普通乗用車120台、バス10台が入る専用駐車場
お得な久保田一竹美術館チケット情報!
久保田一竹美術館に行くなら知っておきたいチケット情報!
【その1】割引券は公式サイトで入手!
まず、最初に久保田一竹美術館だけに行くのなら、
久保田一竹美術館公式サイトにある割引券を入手しましょう!
沢山のサイトで100円引きの割引券はありますが、喫茶店の10%割引券もついてきます。
ただ、2014年9月1日からカフェは休業中。
なので、この喫茶店は茶房「一竹庵」のことなんでしょうかね?
茶房「一竹庵」で使えるかもしれませんから、一息したい人は是非入手しましょう。
【その2】いろいろまわりたい人にお得なチケット!
久保田一竹美術館では、沢山の場所を回りたい人のためにお得なチケットが販売しています。
1つは「河口湖スターミュージアムチケットプラン」。
久保田一竹美術館と河口湖ミューズ館・与 勇輝館。
この2つの館を巡れるお得な共通チケットです。
通常大人1,900円のところ1,500円と300円お得になります!
さらに、しおりとポストカードのプレゼントがあるんだとか!!
2つ目は特別コラボチケット!
こちらは久保田一竹美術館、河口湖オルゴールの森、そして猿まわし劇場。
この3つの館のお得なチケットになっています。
通常この3館を巡ろうとすると、大人チケットの値段が4,100円ほとかかります。
ですがこのチケットを購入すると3,000円で巡ることができちゃいます!
通常より1,100円もお得になります!
さらに自然生活館、ハーブ館でのちょっとしたプレゼントまでついているそうです。
色々とまわりたい人はこの特別コラボチケットが良いかも!
ちなみに久保田一竹さんは、黒柳徹子さんとの交流もあったんです!
しかも、世界ふしぎ発見!の着物にも深いかかわりが・・・・!!
【関連記事】黒柳徹子の年齢、昭和何年生まれ?世界ふしぎ発見で着物な意外な理由
でもやはり、画像や写真では味わえないあの空気。
あなたも実際に行って体感してみてください!