雨の日に持ち歩いた本が濡れてしまったことってありませんか?
教科書だったり、資料だったり、お気に入りの小説だったり。
濡れてしまうと紙がシワシワになったり、
ページ同士がくっついてしまって、開けなくなってしまうことも!
あきらめて、買うのが一番手っ取り早いですが、
どうにかして大切にしてきた本を乾かしたい!
できれば、元の状態に近い状態にしたい。
どうすれば、濡れた本をほぼ元に戻すことができるんでしょうか?
今回は、アイロンや冷凍庫等を使った方法をいくつか試してみたので紹介します。
どれが1番元に戻る?3つの方法を検証!
今回は、3つの方法でどれが1番元に戻るか検証してみます。
検証するやり方はこちらの3つ。
- アイロン
- 冷凍庫
- 紙をページの間に挟む
この3つのやり方です。
検証するために、A4のノートで小さい本を4冊作りました。
小さいので、端だけでなく奥まで濡らすことができます。
検証前の画像がこちら。
Aはアイロンで。
Bは冷凍庫で。
Cは紙をページの間に挟む方法で。
Dはそのまま。
これをいったん水ににつけて濡らします。
それでは検証をやっていきましょう。
A、アイロンで乾かす方法
やり方は簡単。
アイロンで1ページ、1ページ丁寧にアイロンをかけていきます。
この方法の最大のメリットは、時間がかからないことです。
アイロンを用意して、乾かすだけですからね。
ドライヤーでも早いんですが、今回は乾かすものが小さいのでやっていません。
今回やった3つの方法では最速速乾!
その結果はいかに!!
B、冷凍庫で乾かす方法
冷凍庫で乾かす方法では、ジップロックを用意。
その中に濡れた本を入れます。
そしてここが重要。
袋を閉じずに本を垂直に立てていれる冷凍庫に入れます!
袋は絶対に閉じないでくださいね!
このまま丸1日24時間以上寝かせます。
この方法のメリットは、手間が少ないことです。
デメリットは、丸1日24時間以上と時間がかかってしまうことです。
時間に余裕がある方は試してみましょう。
これで本の水分が飛んで、元の状態に近くなっているそうなんですが、
どうなっているんでしょうか?
C、紙をページの間に挟む方法
紙をページの間に挟む方法では、本かわく前にやることが重要です。
濡れてしまったページに白紙を1枚ずつ挟んでいきます。
白紙は無色のペーパータオル、コピー用紙などで大丈夫です。
色紙だと、本に色が移るのでやめましょう。
そして、なんでもいいので重りを上からのせておきます。
水分をたくさん吸った白紙はこまめにかえると、さらに良いでしょう。
メリットは、1ページ1ページ丁寧に作業をするので、
ページ同士がくっつく最悪の事態を避けられます。
デメリットは、作業量が多いことです。
あまりにも多いページ数が被害にあった場合は、
ところどころに白紙を挟んで扇風機などで本を半乾きにして、
重りを乗っけてあげましょう。
ただ、ページ同士がくついてないかこまめに確認する必要があります。
これで、シワシワにならずできるんでしょうか!?
D、そのまま
何もせずに、このまま乾かします。
すると一体どうなっているんでしょうか?
大体想像つきますけどね。
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結果発表!!
まずは、ビフォーアフターを見るために、
「D、そのまま」から結果を見てみましょう。
D、そのままの結果
あまり開いたりしていなくても中心に本を開いたクセがついてしまっていますね。
こうなると、どうしようもないです。
お気に入りの本がこうなると、ショックでショックで・・・。
では、次ぎはAのアイロンを見てみましょう。
A、アイロンの結果
アイロンを軽くかけました。
真ん中の部分は比較的真っすぐに乾いたのですが、
端の部分がアイロンをかけて乾かしている最中から、クルンクルンしてきました。
ただ、やはり乾かす速度は圧倒的に早いです。
B、冷凍庫の結果
ん?
これって乾いていませんよね!!
実は、1日放置して乾いていなかったので、
3日冷凍庫で放置したんですがそれでも乾かなかったんです。
どうやら、他にこの方法をやっている方のを見ると、
中央の部分は乾いても端の部分は乾いていないという方が。
今回試したのは、手のひらサイズの小さなノート。
ノートの中までたっぷり濡れてしまった最悪の状態で実験しています。
面積が小さすぎて、中央すら乾かなかったのかもしれませんね。
しかも、端の部分が乾いていないということは、
最終的に端の部分がクルンとしてしまいますよね。
ちょっと期待していたので残念です。
C、紙をページの間に挟む方法
おぉ!!これはこれは!!見た目は実験前そのままのようではないですか!!
見た目も驚くほどきれいにピシッとしています。
いやでもこれだけでは、まだ綺麗になったかわかりません。
側面もチェックしてみましょう。
なんと、側面から見ても「D、そのまま」や「A、アイロン」のようにあまり変な癖がついていません!
ちょっと上の方は上がっていますが、この程度なら問題なくきれいな状態と言えるでしょう。
では中の方はどうなっているのでしょうか!!
ページの中は、若干ですが重りで乾かすときにできたシワがあるものの、
これはほかのものと比較にならないほど綺麗です!
まさに、本をほぼ元に戻す方法ではないでしょうか!!
今回は、紙を2回だけ取りかえて、乾かすのに2日かかりました。
やはり半乾きぐらいにしてからやるのが良いかもしれませんね。
まとめと注意点
これらの結果をまとめますと、
本をほぼ元に戻す、本を大切にしたいなら、Cの「紙をページの間に挟む方法」。
今すぐにでも乾かしたい方はAの「アイロン」。
こんな感じでしょうか。
それと、Cの「紙をページの間に挟む方法」をやっていて後から気づいたのですが、
重りが汚れていると、重りの汚れが紙の方に移るみたいです。
表紙が真っ白な本などの時は、重りと本の間にも白紙を入れたほうが良いでしょう。
これで重りの汚れから防げます。
本が濡れたときは、これらの方法で本を乾かしてくださいね。