他人事を「たにんごと」って読んでいませんか?
「弱冠28歳」とかの言葉の表現、新聞等のメディアで見たことありませんか?
実はこの読み方、使い方。
間違ってるんです!
日常的に使っている漢字って、わかって読んでいるつもりでも
後で間違いを指摘されて初めてわかったりするものですよね。
言葉の表現も本来の意味と違って使っていたり。
指摘されたら、結構恥ずかしいものです。
日本人ですけど、日本語って本当に難しい!
そこで、実は間違っている漢字の読みや、表現を紹介します!
正しく読めてる?漢字の読み方。
簡単な感じなのに間違って使っている事って本当に多いですよね。
- 他人事(○ひとごと、×たにんごと)
自分には関係ないこと。
昔は、「人事」と書いていたのですが、「人事(じんじ)」と区別ができないため、
「他人事」という書き方が支持されるようになりました。
その誤読から発生した読み方が「たにんごと」なんです。
- 一段落(○いちだんらく、×ひとだんらく)
物事が片付いてひとくぎりつくこと。
似た意味と使い方をする、「一区切り」を「ひとくぎり」と読むことから、
「ひとだんらく」という誤読が発生したとされています。
- 境内(○けいだい、×けいない)
神社や寺院等の、境界の内側のことですね。
寺の境界内の寺内(じない)山内(さんない)等の言葉から、
誤読したのではないでしょうか。
- 一世一代(○いっせいちだい、×いっせいいちだい)
一生に一度だけ。また、役者が引退するの晴れの舞台。
「一世」だけだと「いっせい」と読みます。
そこからの誤読なんでしょうね。
また、誤読のまま広がってしまった言葉も多くあります。
輸入(○しゅにゅう、×ゆにゅう)
杏仁豆腐(○きょうにんどうふ、×あんにんどうふ)
情緒(○じょうしょ、×じょうちょ)
消耗(○しょうこう、×しょうもう)
蛇足(○じゃそく、×だそく)
これらは本来の読みで話すと、
間違ってるよと逆に指摘を受けることになるでしょうね。
本来の意味とは違う言葉の表現!
やはり時代は流れるもので、本来とは違う意味で言葉が使われています。
知ると楽しいですよ!
- 弱冠
×弱冠28歳の青年
弱冠は古代中国で20歳の成人男性の異称なんです。
なので、女性には使わなかったですし、28歳にも使いません。
ですが今では、20代前後の若い人を指す言葉として使わることが多くなりました。
- 鳥肌
×鳥肌が立つほど感動した
鳥肌が立つは、寒さや恐怖などの不快感を表すときに使います。
最近はアリという説が出てきています。
- 耳障り
×耳障りの良い
こちらも、聞いて気にさわる不快感を表すときに使います。
時代とともに言葉も変化しますから、
本当に正しい意味で読めて使える人はほとんどいません。
でも、知っておくだけでも話題にはなりますね。