2月のカレンダーを見ると、節分とバレンタインという派手なイベントがありますよね。
バレンタインデーが終わったら、2月のイベントはもう終わりかなーって思っていませんか?
実は、2月19日ごろのカレンダーの暦を見るとまだイベントがあるんです!
カレンダーの下に小さく書いてありませんか?
「雨水(うすい)の日」って。
あまり聞きなれていない方も多いのではないでしょうか?
しかし、あまり聞きなれないかもしれませんが、
雛祭りにかかわってくる大事なイベントなんですよ。
なので特に女の子がいる家の方は是非知っておいた方が良いです!
雨水って、どんな日なの?
雨水の日って聞きなれないので、
まず雨水がどんな日か気になりますよね。
雨水は、二十四季節の一つで空から降る雪が雨に変わりはじめる時期のこと。
氷雪がとけ、雨水になるという意味が込められています。
大体期間は2月19日頃からはじまり、啓蟄の3月6日頃まで。
雨水の前後から草木が生え、春の訪れを感じられるようになります。
また昔から、農作業の準備の目安とされているんですよ。
天気予報でよく聞く春一番もこの時期に吹きます。
でも、雨水が来たから暖かくなるわけでもありません!
雨水では、まだ春の訪れは遠く、雪が降ることもあります。
三寒四温を繰り返して、春に向かって行くんです!
まだまだ、寒い時期は続くわけですよ。
そして、この雨水の日に雛人形を飾ると、
なんとなんと良縁に恵まれるといわれています!
女の子にとってはひな祭りは楽しみでもあり、
良縁となれば重要な日ですね。
良縁の理由は日本神話のあり!
良縁の理由には諸説あるのですが、有名なのは日本神話!
命の源である水は、母と考えられていたからなんです。
春に向け、農作業の準備などが始まる雨水の日。
暖かくなり、雪解け水が流れる川に女の人たちが、炊事洗濯をしに集まります。
生活で生きていく上で欠かせない水。
ことから、水が信仰の対象になりました。
そして、日本書紀に登場する神様。
罔象女神(みつはのめのかみ)。
その神様は日本の代表的な水の女神様なんです。
罔象女神は子宝、安産の神様のとして崇められている地域もあります。
このような理由から水は母という考えになり、
雨水にお雛様を飾ると良縁に恵まれるといわれるようになりました。
他の説としては、新緑が芽吹く。
良い縁が芽吹くなどの説もあります。
飾り初めが雨水なら、片付けるのはいつ?
飾り初めが雨水までなのはわかりましたが、
片付ける日も知りたいですよね。
片付けるのは啓蟄(けいちつ)の3月6日頃です。
二十四季節の一つで、冬の寒さも暖かくなり始める時期。
冬ごもりしていた虫たちも、顔をのぞかせる頃です。
こちらは明確な理由は調べてもわからなかったのですが、
きっと、新たな良縁な出会いに思いを片付けながらはせるんでしょうね。
片付けるのが遅いと縁が遠くなってしまうと言われているので、
啓蟄が来たら是非その日のうちに片づけてくださいね!