お味噌汁やだし巻卵。
そんな和食には欠かせない「ダシ」を使った日本料理。
ダシによって味が変わってくるので重要な存在です。
便利なので市販の粉末ダシ使ってしまう方が多いでしょうが、
ちゃんとダシを取ると味も風味も全然違います。
でも、家でダシを本格的にとるとなると時間がかかるんですよね。
火加減も難しくて、沸騰させることもしばしば。
しかし!ある方法で簡単にダシ汁が作れる方法があるんです!
その方法はたった一晩、冷蔵庫に放置するだけという魔法のような方法。
これからその方法を紹介しますよ!
良いダシをとるにはどうすればいい?
今回簡単に作るのは、「昆布ダシ」です。
昆布ダシの特徴は控えめで上品なダシ。
なので、素材の味を大事にする料理に向いているといわれています。
シンプルに湯豆腐や鍋料理。
茶碗蒸しや和え物にも使われます。
でも、昆布ダシを湯出しでやる場合30分~1時間漬け置きしてから、
火にかけるので時間がかかってしまいます。
今回紹介するやり方は「水出し」というやり方。
水出しでダシを取って大丈夫なの?
そう思うかもしれませんが、しっかりと上品な味のダシを取れますよ。
水出しは精進料理にも利用されていたりします。
使う昆布ですが、昆布には代表的なものが4つあります。
まず、濃厚な大阪でよく使われる「真昆布」と、九州でよく使われる「羅臼昆布」。
薄味な京都でよく使われる「利尻昆布」。
ダシより食用としての方が向いていて煮物としてよく食べられる「日高昆布」。
ダシ汁の味の好みはそれぞれなので、好みを物を選んでくださいね。
水出しのダシの作り方!
何度も何度も作るのは面倒なので、
今回は1,000ml(5カップ)ぐらいたっぷりのダシを作ります。
作り方を知ったら、あなたの使う量を想定して作ってみたください。
容器は密閉容器を用意しましょう。
水は水道水で大丈夫です。
ミネラルウォーターを使う場合は軟水にすると、うまみが出やすいです。
水出しの作り方
【材料】
- 昆布 10~20g
- 水 1000ml(5カップ)
- 布巾
- 密閉容器
- 布巾を濡らして、固く絞り昆布を軽くふく。
※ごしごしと水洗いすると、うま味が流れてしまうので注意。 - 水と昆布を密閉できる容器に入れ、半日から1日浸ける。
- 昆布を取り出す。
たったこれだけで美味しいダシができちゃうんです!
これで、もう面倒な準備はいりません。
保存は冷蔵庫で保存。
日持ちは3日です。
必ず3日以内に使い切ってくださいね。
水出しの時に加えたいプラス食材
昆布だけの水出しでも良いですけど、たまには味を変えたいですよね。
そんな時に役立つプラス食材を紹介します!
【昆布+干しシイタケ】
干しシイタケの甘味が出る美味しいダシになります。
分量は、水5カップ、昆布10g、干しシイタケ30g。
筑前煮等の甘めの煮物にピッタリです!
【昆布+乾燥ホタテ】
ホタテの旨みたっぷりの濃厚なダシにしなります。
分量は、水5カップ、昆布10~20g、ホタテ2~3個。
大根の煮物や中華料理に美味しい水だしになります。
いかがでしたか?
基本は昆布だしなので、他にもアレンジしほうだいです。
是非あなただけの「ダシ」を作ってみてください!