日本のお茶と言えば緑茶ですよね。
海外ではグリーンティーとして広く知られるようになりました。
日本茶に関する検定まで出てきてきています。
そして、日本茶の代表格と言えば煎茶(せんちゃ)!
日本に流通しているほとんどを占めていて、
日本人に日常に飲まれているお茶です。
特徴は程よい渋みと爽やかな香りです。
今日はそんな緑茶に関する疑問。
煎茶緑茶の違いについてや煎茶の入れ方について教えます!
煎茶と緑茶って何が違う?栄養?
日本にはいろいろなお茶がありますが、その違いってあまり明確にわかりませんよね。
煎茶と緑茶の違いについて考えるのも当然のことでしょう。
何が違うんでしょうか?
栄養?色?それとも味?
実は煎茶は緑茶の1種なんです!
ではその理由について説明しますね。
緑茶とは、茶葉を摘み取った直後に、
蒸気による熱処理をして茶葉の発酵を止めてから加工されるお茶のこと。
そう聞くと難しいかもしれませんが、簡単に言えば日本茶全般のことなんですね。
なので、煎茶、玉露(ぎょくろ)、番茶(ばんちゃ)、抹茶(まっちゃ)、ほうじ茶等。
それら全てを含めて緑茶なんです。
以外でしたか?
特に抹茶とほうじ茶も緑茶だとは意外でしたよね!
抹茶は緑のお茶ですけど、茶道に使われるイメージが強くて別で分類されているのかと思いましたし、
ほうじ茶はお茶の色が緑ではないのに緑茶なんですね!!
では、その緑茶の中の1つの煎茶とは?
煎茶は、玉露、かぶせ茶とお茶の木は一緒なんですが栽培方法が違うんです。
煎茶は栽培の時、新芽が出てから摘み取りまでずーっと日光を浴びて育ちます。
植物は日光を浴びると「光合成」しますよね。
もちろん茶葉も日光を浴びると「光合成」します。
その、「光合成」が味に影響をあたえているんです。
茶葉で光合成が行われるカテキンが増えてと渋みが強くなります。
なので、逆に日光を浴びせないで光合成を抑えると、カテキンを増加を抑えることができます。
そのかわり、テアニンの含有比率が増えて旨みが増します。
煎茶の程よい渋みと爽やかな香りはこの日光による光合成のおかげだったんですね!
ちなみに、同じ木の玉露やかぶせ茶はこの光合成を調節して味を変えています。
玉露は早いところは新芽が出始めたらすぐに日光を遮ってしまうんだとか。
かぶせ茶は茶摘前の時期。1週間から10日前後なんだとか。
そして、茶畑でとった茶葉を加工する荒茶製造はもっとも一般的なモノ。
生葉を蒸気による熱処理。
葉の形状を整える。
水分量を下げて保存できる状態にする。
このような、もっとも一般的な製法で作られたお茶が煎茶です。
美味しく飲みたい煎茶!入れ方は?
どうせ飲むなら美味しく飲みたい!
それは誰もが思うところ。
そこで、そのお茶に使う水のポイントが3つあります!
1つ目は「軟水」かどうか。
お茶に適した水は微酸性の「軟水」です。
市販のミネラルウォーターを使う場合は、「軟水」か確認しましょう。
水道水を使っても問題はありませんよ。
日本の水は、ほぼ微酸性の軟水ですので。
ただ、水道水には塩素が含まれているので、必ず沸騰させてから使いましょう!
2つ目は「沸騰」。
水道水を使うときに塩素が含まれているので、沸騰させ得ると言いました。
その塩素を抜くのにある方法があります。
沸騰したやかんのフタを開けそのまま3分程度沸騰させ続けましょう。
そうすると塩素が抜けますよ。
3つ目は「温度」です。
煎茶には、上級煎茶と普通煎茶がありますが、美味しく入れるには、
上級煎茶は80度。普通煎茶は90度程度が良いです。
では、この3つのコツを抑えて、いよいよ煎茶を入れていきましょう!
【美味しい煎茶の入れ方】
- お湯を冷まし、茶碗を温めるために常温の人数分の茶碗にお湯を注ぎます。
- 急須に煎茶の茶葉を人数分入れます。
- 次に煎茶、深蒸し茶の茶葉を急須に入れます。
3人ならティースプーン3杯。1人なら少し多めにティースプーン1.5杯入れましょう。 - 茶碗のお湯を急須に注ぎます。
このときにお湯の温度が、煎茶の抽出温度80℃~90℃くらいになにます。 - 茶葉の入った急須にお湯を注ぎ約30秒待ちます。
- 味や濃さが均一になるように下図のように廻し注ぎして最後の一滴まで注ぎましょう。
これで、緑茶と煎茶の違いと煎茶の美味しい入れ方は完璧ですね!
誰かおもてなしをする時や自分で楽しみ時間に美味しく入れてみてください!!