葬儀に参列するときに香典を持参しますよね。
香典を持参するとなると、それを包む不祝儀用の熨斗袋が必要になります。
ですが、いざお店に入ると御香典、御霊前、御仏前とあります。
あれ?
どれを使えばよかったんだっけ?
そう思っていませんか?
1度葬儀を経験した方でも、ちょっと忘れてしまいがちなんですよね。
でも、さすがに不祝儀用の熨斗袋をしないという選択肢はありませんから。
御香典、御霊前、御仏前には、はっきりしたルールがあります。
間違ったものを使ってしまうと、恥ずかしいですよね。
そこで、この御香典、御霊前、御仏前のルールやマナーを知っていきましょう!
御香典、御霊前、御仏前この3つの違いは?
〇御香典
まず、御香典です。
香典とは、線香・抹香の代わりに供える意味があり、
主に仏教の通夜または葬式(葬儀)、告別式等に使われます。
死者の霊前等などに供える金品等で、
御香典はその不祝儀用の熨斗袋に書く表書きの1つなんですよ。
〇御霊前
通夜、葬儀の参列者が持参する香典、供物の表書きに使われます。
御霊前は比較的どの宗派でも使える表書きの1つです。
霊前に供える金品等に使いますよ!
先方の宗教がわからない!!
そんな時に、この「御霊前」と書けば大抵の宗教は大丈夫。
御霊前は、霊が仏の元に辿り着く49日まで使われます。
だだし、仏教と言っても多くの宗派があります。
その宗派によっては、御霊前が使えなかったりすることがあります。
例を上げると浄土真宗です。
御霊前を使いません。通夜、葬儀とも「御仏前」を使います。
〇御仏前
御仏前も表書きの一つで、仏様に供える金品に使います。
仏教でのみ使うことが出来ます。
また、死者の霊は49日で仏の元に辿り着くと仏教では言われています。
なので、49日たって霊が成仏した49日の法要以後に使います。
先ほども言いましたが、浄土真宗は御霊前を使いませんので、
こちらを使ってください。
いかがでしょうか?
御香典と御霊前、御仏前の違いは分かったでしょうか?
葬儀に参加する場合は、先方の宗教や宗派等を予め確認した上で表書きを選びましょう。
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香典の金額の相場は?
香典の金額はその人との関係で金額の相場が変わります。
〇身内
両親:5万円~10万円
兄弟:3万円~5万円
祖父母:1万円~3万円
親戚:1万円~3万円
〇友人、仕事関係
友人の親族:5千円~1万円
仕事先:5千円~1万円
ご近所:3千円~5千円
こんな感じとなっています。
香典の金額の注意としては「4・9」は避ける。
「死」や「苦しみ」を連想させるということで「4」や「9」は避けましょう。
また、なるべく、9を除いた奇数の 1、3、5、7 の数字にしてください。
偶数の金額は割り切れるので、故人とこの世のつながりが切れてしまう。
そう言う理由で忌み嫌われているんです。
それを踏まえて、相場からあなたの最適なお気持ちを渡してあげてください。
ただ、あくまでも相場です。
相手との関係や、地域によっても違います。
もし迷ったら親族や地元の友人に確認してみるのもひとつの手ですよ。