突然ですが、ベジブロスって知っていますか?
簡単に言えば野菜のだしのことです。
でも、ただのだしじゃないんです!
使うのは野菜のヘタ・皮・タネなど普段捨ててしまいがちな部分。
お坊さん等は、野菜の捨ててしまう部分でだしを取っているところもありますよね。
一般家庭はカツオやこんぶ、粉末タイプなどのだしを使うのでは?
実はこの捨てる部分で作ったベジブロスは高い栄養効果とおいしさがギッシリ詰まっているんです!
でも、捨てる部位を使うなんで農薬が心配等もあるでしょう。
今回はそのベジブロスの魅力や農薬の心配の解消方法や作り方を紹介します!
捨てちゃう部分ってこんなに栄養豊富なの!?農薬は?
ベジブロスの栄養が豊富な理由は、豊富なフィトケミカル!
フィトケミカルは、植物が紫外線や虫から身を守る為に作り出した成分。
ビタミンC、ビタミンE、βカロチンなどの抗酸化力が強く、
活性酸素から体を守り、ボケ防止、美肌にも効果的。
生活習慣病のリスク低減にもなるんだとか。
そのファイトケミカルが多く含まれているのが、
野菜のヘタや根、皮、種などの野菜くずに捨ててしまっている部位に多く含まれているんです!!
日常的にそんな多くの栄養を含んだものを捨ててしまっているのってもったいないですよね。
しかも、このフィトケミカルは煮込むことで水に溶けだすので、
そのまま食べても得られないのだとか!
なので、野菜のくずを煮出してつくったこのベジブロスは、まさに理に適っているんです。
でも、野菜って農薬を使って育ってているものが多いので農薬が心配ですよね。
だからと言って、無農薬野菜を買うのはちょっと高いかも。
解決方法としては3つ。
1つは野菜のくずを丁寧丁寧に水で洗い流し、こすり洗いをする方法。
2つ目は、塩水や酢につける。
3つ目は、重層水をゆかう方法。
ボールに小さじ一杯の重層を入れて溶かし、
野菜を入れて30秒~1分浸し、真水でよく洗い流す方法。
長くつけすぎると栄養素が溶けだしてしまうので注意!
べジブロスの材料は?向いていない食材は?
べジブロスの材料は、野菜のくずなので本当に身近なものでかまいません。
フルーツのくずでも大丈夫です。
人参、大根、トマト、リンゴの野菜のヘタ。
椎茸のキノコの軸。
長ネギ、ブロッコリーの葉や茎。
白菜、トウモロコシの芯
生姜、玉ねぎの皮。
いっぱいありますよね。
ただ、苦味臭みがでて不向きな食材もあります。
けれど、「絶対に不可」ということでもないんです。
体に悪影響があるわけではなく、味の問題ですね。
たとえば、菜の花、キャベツ、ブロッコリー。
これらは、臭みが出るそうです。
ですが、ブロッコリーには200種類以上のファイトケミカルがあります。
カリフラワー、玉ねぎの皮は苦み。
ですが、玉ねぎの皮は玉ねぎの皮のお茶などがあるほど。
玉ねぎの皮を10分に出すだけの簡単なものです。
なので、向いていないといわれている食材でも、
煮る時間を短め調節すれば何とか食材を無駄にせずに済みます。
そこは、試行錯誤。
それか、味つけが濃いカレーなどに入れると良いでしょう。
あとは、好みの問題かと思います。
ベジブロスのってどうやって作るの?賞味期限は?
【用意するもの】(約1L分)
- ベジブロス
- 好みの野菜 両手いっぱい(250g程度)
- 水 1300ml
- 料理酒 小さじ1
- 鍋
【作り方】
- 鍋に水と野菜のくずを入れて、小さじ1の料理酒を入れる。
- 火にかけ、弱火で20-30分煮こむ。
- 火を止め、ボウルにざるをのせて野菜をこす。
たったこれだけで、できあがりです!
賞味期限は冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月もちます。
冷凍する際は、製氷皿などで分けられるようにしておくと便利ですよ。
冷凍で1ヶ月以上たってしまうと、どんどん栄養素が減少します。、
なので、1ヶ月以内に消費しましょう!
このベジブロスをいろいろな料理に使ってくださいね!