年賀状は友人や親戚だけでなく、取引先や上司、お客様にも出したりと結構大変ですよね。
特にビジネス関係で出す年賀状の添え書きって結構悩んでしまいますよね。
ビジネスでのお付き合いの場合気を付けておきたいマナーもあります。
ですが、ほんの1~2行添え書きしてあるだけで、結構うれしくなりますよ。
相手にも良い印象が残ること間違いなしです!
そこで、今回はビジネスで使える取引先、上司の年賀状マナーや添え書きの例文を紹介します!
ビジネスの年賀状で気を付けるべき6つこと
1.年賀状は元日に届け、「一月一日元日」の二重表記はしない
元日は1月1日のことです。
新年の挨拶ですから、できれば1月1日に届くように準備したいですね。
忙しくて準備が遅れてしまった方でも、少なくとも会社が始まる前には届くようにしましょう。
会社が始まって口頭で新年のあいさつをしたのに、そのあとに年賀状が届くと「あれっ」てなります。
松の内の1月7日が過ぎたら「寒中見舞い」になります。
また、「〇〇年一月一日元日」は意味が重複しています。
一月一日=元日
一月一日の朝=元旦
日付を入れる際は、「〇〇年一月一日」か「〇〇年元日」「〇〇年元旦」と書きましょう。
1日には届かない場合には、「〇〇年正月」「〇〇年一月」などにしましょう。
2.敬称に気を付ける
会社名、部署名に年賀状を送る場合は「御中」をつけます。
例えば、「○○会社 御中」って感じです。
個人名には「様」をつけます。
もし、取引先や上司などの場合なら部署や肩書も書きましょう。
「営業部長 佐藤和人様」
役職を書くときには、名前より小さめに書きましょう。
うっかり、「○○会社御中 営業部長 佐藤和人様」とか書きそうですが、
敬称の二重使いはマナー違反なので気を付けましょう。
3.賀詞に「賀正」や「賀春」「寿」は使わない、意味を重複させない
年賀状のテンプレートで「賀正」や「賀春」「寿」ってよくありますよね。
しかし、これはビジネスにはふさわしくありません。
「賀正」や「賀春」「寿」等、1文字や2文字の賀詞は目上の人から目下の人に宛てる表現です。
無難に「謹賀新年」等の4文字の賀詞や
「明けましておめでとうございます」や「謹んで新春のお祝いを申し上げます」など挨拶を選びましょう。
また、「謹賀新年」には「謹んで新年のお喜びを申し上げる」という意味があります。
そのあとのメッセージに「明けましておめでとうございます。」と書いてしまうと、
祝い言葉が重複してしまいます。
「新年あけましておめでとうございます」も「新年」と「あけまして」が重複します。
そこも重複しないように気を付けてくださいね。
4.忌み言葉は使わない
よく「去年はお世話になりました」と書いてしまいがちですが、
「去」という忌み言葉が含まれているので年賀状では使いません。
なので年賀状では「去年」ではなく「旧年」「昨年」を使いましょう。
他にも失う、苦、退く、終わる、滅びる、壊れるなどは使わないようにしましょう。
5.添え書きに句読点を入れてはいけない
添え書きに「、」「。」などの句読点を打つことってやりがちですよね。
友達などには普通に句読点を打ったりする方もいますが、実はマナー違反!
句読点を打つことによって新年の挨拶で「区切りをつける」のを避ける等の意味合いがあるそうです。
6.手書きの添え書き一言
裏面を印刷で済ますことも多いですよね。
手書きで一言添え書きするのもマナーなんです。
基本的に書くことは、「昨年の感謝」「新年の抱負」「変わらぬご厚意のお願い」です。
具体的なエピソードや仕事の案件があれば、それについて感謝の言葉を書くのも良いでしょう。
ただ、取引の機密事項などについては書かないように!
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一言添え書き!ビジネスシーンで使える例文!
【上司・先輩向け】
- 旧年中は親身にご指導をいただき誠にありがとうございました
- 昨年中はご厚情を賜り厚く御礼申し上げます
- 日頃からの親身なご指導に深く感謝申し上げます
- これまでのご指導をさらに活かせるよう努めてまいります
- 本年も変わらぬご教示を賜りますようよろしくお願い申し上げます
- 本年もご指導とご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます
- 本年もご期待に添えるよう精進する所存です
【取引先・社外向け】
- 旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
- 旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜りまして心より御礼申し上げます
- 本年も皆様のご期待に添うべく一層努力をして参る所存です
- 貴社のますますのご発展を祈念いたします
- 貴社のご繁栄ご清福を心からお祈り申し上げます
- 本年も一層のお引き立てを賜りますよう心からお願い申し上げます
- 本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます
ビジネスシーンなので失礼が無いように、日頃の感謝を込めて書きましょう!
親しい方でしたらもう少し軽い感じでも大丈夫ですし、個性も出ていいと思います。
ですが、くれぐれも失礼が無いように気を付けてくださいね。
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